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■下地処理
1.石膏ボードのジョイントはグラスファイバーテープでテーピングし、パテで平滑にする。
2.他は通常のクロス張りと同じ。
特に注意する点
1.下地ボードのジョイント部分に、グラスファイバーテープを必ず入れて補強する。
2.ラワン合板の時は、テープをボンド付けするなど、特に目地割れに注意する。
3.モルタル・ケイカル板など、しみ込みの大きい下地は、適切なシーラー(NP-0124、NP-0121)を塗布する。 |
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■糊の準備
1.AURO天然接着剤NP-0389(壁紙用)を水4リットルに対し100gの割合で溶かし、補強剤として天然接着剤NP-0380(マルチ)を10%〜20%ほど加えます。
塗装をあまり行わない予定の方はAURO天然接着剤NP-0389(壁紙用)のみを使用してください。 |
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■はり方段取り
1.天井・壁とも張る場合、天井から壁面へ。
2.光の入る方向から向かう方向へ張る。
3.壁面は大壁面⇒中壁面⇒小壁面⇒役どころの順
4.下地がボードの場合、ボードの目地と紙のジョイント部の線が一致しないよう注意する。 |
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■糊付け
1.紙の表裏をよく確かめ糊付け機にセットする
2.耳断ちの必要はない。
3.糊は通常より多めに付ける。
4.糊付け後のオープンタイムは、5〜20分とする。
5.クロスボックス等を使い糊の乾燥を防ぐ。
特に端部の乾燥に注意する。
糊付け機がない場合は、糊刷毛やローラーで糊を塗布して下さい。
特に注意する点
1.糊付け後のオープンタイムは5〜20分とし、クロスボックス等を使い乾燥を防ぐ。
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Point
ルナファーザーチップスは糊付け後、折り目をつけても、貼ると折り目はなくなります。折り紙のようにしっかりと折りたたんで作業すると作業が簡単です。
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■はり付け
特に注意する点
1.紙は突き付けで張り、ジョイントの合わせ切りは出来るだけ避ける。
2.突き付け部をメジローラーでよく押さえ、接着力を高める。
3.塗装するので目地からはみ出る糊は、軽く拭き取るだけでよい。
4.入り角はカットして廻し張りはしない。
5.枠や巾木の取り合いは、薄ベラを使い角でカットして枠にかぶせない。
6.No20〜No70は、内表で巻いている。
7.No.82のみ外表で巻いていいる。
8.木片がはっきり出て、紙の色が白い面が表側。 |
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A.天井面 |
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1.糊面を合わせ折りした片側だけを広げ、墨出線に合わせてまっすぐ張る。張り始めは2〜3cm余分を残しておく。
2.手か工具で押さえながら、押さえ刷毛でよく圧着する。押さえ刷毛は、長手方向に使い、張れたら横にも軽く押さえる。紙を横に伸ばさないように注意する。
3.両端の2〜3cmの余りは、壁面との隅で折目をつけ、金ベラ(薄ベラ)で押さえてカットする。
4.専用メジローラーで耳部分を圧着する。
5.2枚目からは1枚目に突き付けで1枚目同様張っていく。紙同士重ならないように注意。
6.紙のジョイント部にボンドコークは絶対に使わない。
7.ジョイント部は、メジローラーでよく圧着する。
8.張り終えたらもう一度ふくれや浮きが無いよう、刷毛やメジローラーで圧着する。
9.天井は二人で作業することをおすすめします。
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B.壁面 |
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1.壁面の天井側から上半分を垂直線に沿って下へ張る。壁の上部に2〜3cmルナファーザーを余らせておく。
2.中心部を押さえ、刷毛で上から下へ押さえるようにして払い、壁に圧着していく。刷毛は最初は縦に使い、張れたら、軽く横にも、押さえる。
3.上半分を張り終えたら、下半分を広げ上部と同様に垂直線に合わせて張る。
4.上端・下端の余分の紙は、巾木や枠の線で折目をつけ金ベラ(薄ベラ)で押さえてカットする。枠や巾木にはかぶせずカットすること。
5.入角必ず金ベラで押さえカットし、ボンドコークを入れる。絶対回し張りはしない。
6.天井目地がある場合の処理
A.目地底が、10mm以上・・・目地底も張る。
B.目地底が、10mm以下・・・右図のように角で紙をカットし目地底は、塗装でカバーする。
Point
・縦しわは、メジローラーで押さえると消えますので、縦しわが出ても気にせず、貼ってください。(あまり大きい縦しわができるときは再度貼りなおして下さい。)
横しわは、メジローラーで押さえてもなくなりませんので、貼りなおして下さい。
・糊が乾くまで何度でも貼りなおしできます。
・カッターナイフは起てると紙が引っかかって切れませんので、できる限り横に寝かせて切ってください。
・紙が破れても避けた部分を上手に合わせると、ある程度見えなくなります。
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■乾燥
1.張り終わったら糊が十分乾燥するまで放置する。
最低8時間以上塗装はしない。
2.風。熱などによる急激な乾燥は禁止。 |
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■塗装
特に注意する点
1.紙の上に直接塗れるので、シーラー処理の必要はない。
2.糊が十分乾燥してから塗装する。(8時間以上)
3.紙のジョイントの目開きは、塗装すればほとんど目立たなくなるので、ボンドコークは絶対に使わないこと。
4.中毛のウールローラーで、際ぎりぎりまで塗る。
5.枠・巾木の取り合いや壁の入り角に、ボンドコークを薄く入れるときれいに仕上がる。
6.使用した塗料は、補修用として、密封容器に入れ残しておく。 |
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A.塗装準備
1.枠や巾木には、養生テープを貼る。養生テープは、紙から約1mm逃げて貼り、そこに薄くボンドコークを入れる。
2.養生テープをしっかり貼り、塗料が養生テープの下ににじまないように注意。
3.平面での紙の突き付けジョイントが多少すいていても、ボンドコークは絶対に入れない。(塗装後、黒ずんだ筋となってしまいます。)
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B.塗装
1.狭い部分、入り角、枠まわり周辺などを先に刷毛で均一に塗装する。
2.広い面を中毛のウールローラーで、塗装する。(出来るだけ、枠のキワまでローラーを使うようにする。)
3.1回塗って、ムラ、かすれ、ジョイントの目立ちがあれば、再塗装する。(追い塗りでよい)
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C.塗装上の注意
1.シーラー処理の必要はなく、直接塗れます。
2.白色系や底艶の塗料は、色むらや艶むらが出やすいので注意する。
3.使用した塗料は補修用として密封容器に入れ残す。
4.塗料の水分で、下紙に膨れが生じた場合、
直径5cm以下・・・乾燥すれば、目立たなくなる。
直径5cm以上・・・その部分にクロス用注射器で糊を注入し押さえ、塗料をタッチアップする。 |
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■その他
湿度85%以上、又は気温5℃以下での施工は避ける。
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★リフォームの注意点
既存のクロスをはがした時の裏紙は、出来るだけ残さないようにはがす。
特に、接着のあまい所が残ると、塗装後に紙の膨れの原因となります。
No20は不陸が出やすいので、張り替えには不向きです。 |